日が沈むごとに寒くなっていく秋のある日、
花鶏では洋服の衣替えに追われていた。
しかし、あの沙奈子と優衣の衣替えが早く終わるはずも無く、
服を出しては懐かしむような状態になっていた。
「ちょっと、優衣ちゃんもおばさんもそんな事してたら夜になるでしょーが!」
見かねた真司が声をかけるが、
服に没頭する女性にそんな声が届くはずも無く、
「わぁー!これ懐かしい。あたしが誕生日に買ってもらった服だ!」
「あらほんと。よく取っといたわねぇ」
などと相変わらずの調子だった。
やっと二つ目のケースの整理が終わろうとしていた時、優衣があるものを見つけた。
「うわ、これ高校の制服だ。一年ぶりくらいかな」
それを聞き、真司が珍しいもの見たさに寄ってくる。
「優衣ちゃんの高校の制服ってブレザーだったんだ」
「うん。あたし達より少し前まではセーラー服だったんだって」
「へぇー・・・。優衣ちゃん可愛かったんだろうなぁ」
その時、制服を眺める真司を見て優衣と沙奈子の目が光った・・・ような気がした。
「真司くん・・・。これ、着てみない?」
「そうよ、着てみなさいよ真ちゃん。ぜぇっっっっったぁいに似合うから」
「え・・・、ってなんで俺が!?」
「だって着たとこ見てみたいし。ねぇ優衣」
「うん。真司くんだったらぜったいに似合うと思う!」
「いや・・・そんな断言されても・・・・・・」
制服を持って詰め寄る優衣と沙奈子の圧倒的なオーラ
・・・のせいなのかはよくわからないが、そんな二人に引き腰の真司がかなう筈も無く。
「なんで俺がああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
と、奥の部屋に引きずり込まれる真司の声が悲しくこだまするのだった。


真司が部屋に連れ込まれて十分少々たった頃、
防虫剤が無いといわれて買いに行っていた蓮が帰ってきた。
そこで蓮が目にしたものは。
「蓮、どお?真司くん似合うでしょ」
「やっぱりあたしの目に狂いはなかったわ」
―――――バッチリ制服を着せられた真司だった。
なんとか柱に隠れようと頑張っている様子だ。
まあ当然隠れられずにいたりするのだが。
冬用の紺のブレザーの上服にチェックのスカート(短い)。
カッターシャツに赤くて細めのリボン。
靴下は紺のハイソックスで革靴・・・と、まさにフル装備と呼んでいい。
大満足している優衣と沙奈子の横で、
蓮はこの状況をどうしていいか分からずにこめかみを押さえた。
すると沙奈子が「あ」と優衣に振り向いた。
「そうだ優衣、今日の夕飯の買出しに行かなきゃ」
「そおね。というわけで留守番お願いね蓮、真司くん」
「あ・・・ちょっと優衣ちゃん!」
呼びかける真司の声などまるで届かず、
二人はさっさと行ってしまい、花鶏には蓮と真司が残された。
「・・・・・・俺、着替えてくる・・・・・・・・・・・・ハズいし」
蓮は、そう言ってもと居た部屋に戻ろうとする真司の二の腕を捕まえて自分に引き寄せる。
「んな・・・なんだよ蓮。」
「別にいいじゃないか。似合っているわけだし」
「・・・お前に似合ってるって言われてもうれしくねーよ」
蓮はそう言う真司をいきなり壁に押し付けた。
「な・・・っ、なにすんだよ蓮!はなせって!」
「離せ?こんな格好をして人を散々煽っておいてそれは無いだろう」
「誰がいつ煽ったってんだ!」
「今この瞬間」
・・・・・・本当にこいつの性格を構成させる術は無いのだろうかと真司は思ったが、
その考えは虚しく闇に消えていった。
「たまにはこういうのもいいかもな」
「・・・こういうのって何だよ」
首筋にキスをしてくる蓮に真司は呟いた。
「制服プレイ」
「・・・・・・なんかすっげーヤな響きなんだけど」
そう言いつつ、もうすでに抵抗を諦めている真司なのだった。


時を同じく。
「ねえおばさん、そろそろかな」
「そうねぇ。しかしあの二人は見てて面白いわ」
・・・・・・レストランで食事をする確信犯がここに二人いることを蓮と真司は知らない。
というより知る由も無かった。

                            

終わりやがれ(笑)





何か・・・ギャグともエロともつかない物になってしまった・・・・・・。
皆さんすみません悪いのは私です御免なさい救いようの無いあほです私。
白状します。私直前までこれエロにしようと思ってました(死)。
ただ制服(女物)の真ちゃんが書きたかっただけです・・・。
ああ腐れ人間・・・・・・。
しかし、何故私が蓮を書くとなんでこう変態チックなのか・・・(発言等)。
しかも蓮、冷静に言ってるし。
もっとカッコイイ蓮が書きたいのにぃ・・・・・・(泣)。
蓮ファンの人に殺されても文句言えませんよ、ホントに。
とにかく、これからはもっとちゃんと考えてからもの書こうと誓う斗崎なのでした。
(あんまり守られそうも無い誓いだが・・・←いや、守れよ。自力で)

                   完成日  2002、9、27  斗崎雷駿拝

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