「あ、もぉ・・・やぁん・・・っ」
身悶えながら懇願する一鍬の身体を一甲の指が滑る。
蜂蜜を指で掬い取っては一鍬の白い肌に塗り、それを舐めとる。
時間をかけた愛撫にどうしていいのかわからない。
「ぁ・・・兄者、もぉ・・・・・・いいっ」
「本当にか?」
そう言い、一甲は胸の突起に蜂蜜を落とし、舐める。
「やっ・・・!も、そこだけじゃ・・・やだぁ」
胸から顔を上げ、一甲が一鍬の耳に唇をあてて囁く。
「じゃあ・・・どうしてほしいんだ?一鍬」
音を立ててそこを舐められ、ぞくぞくとした感覚が走る。
情事のときの兄の声は、少し掠れた低音の美声。
一鍬はその声に弱い。
――シているときの喘ぎ声に一甲が弱いことに、一鍬は気づいていないのだが。
「あ・・・触って、兄者・・・」
「何処に?」
意地悪く言う一甲に腰を押し付ける。
「んっ・・・ココぉ・・・・・・」
耐え切れなくなったのか、一甲の手を取ると、一鍬は自分のモノに添える。
望みどおりにぬいてやると、新しい快感に震える。
ねっとりと手についた蜂蜜のせいか、いつもより感じてしまう。
一鍬の中心に絡む蜂蜜を舐めとるように舌を這わせる。
次々と襲ってくる快感の波に流され、背中をそらせて喘ぐ一鍬は堪らなく扇情的だ。
「あ・・・ぁん、っ・・・あに・・・・・・じゃあ、ぁつ」
自分を呼ぶ一鍬に応えるかのように、
一甲は一鍬の下の口に指を当てる。
が、ふと考えなおして、一旦指を離す。
そして新たに蜂蜜を掬うと、そのまま中に挿れて一鍬の内壁に塗りこんだ。
「ぁあっ!や・・・っ、兄者!やだぁっ・・・」
「心配するな。潤滑材代わりだ」
「んっ・・・ふ、うぅ・・・っ」
徐々に指を二本、三本と増やしてやる。
挿れていく度に声を上げる一鍬の瞳から、つぅ、と涙が零れる。
その涙を一甲は舌で優しく舐めとる。
「あにじゃ・・・、ぁ・・・いれて・・・・・・?」
「何を、挿れてほしいんだ?」
「やぁ・・・っ、いえな・・・」
恥らう一鍬を更に追い詰めるように、
前立腺よりすこし離れたところを刺激してやる。
もどかしい快感に我慢がきかなくなり、一鍬は懇願した。
「兄者の、・・・・・・・・・っが、ほしいっ・・・!」
一甲はくすりと笑うと、自身を一鍬にあてがった。
ゆっくりと中へ進んで、全てを収める。
一鍬の呼吸が落ち着くまで待ってやると、一甲はゆっくりと腰を動かした。
「ああっ!や・・・んぁ、ぁ・・・っ!」
「・・・ずいぶん良さそうだな、一鍬?」
出し入れをする度にじゅぷ、と恥ずかしい音を立てる一鍬のソコを、
一甲は指で焦らすようになぞる。
「あんっ、ぁ・・・いいっ・・・いいよぉ、あにじゃぁ・・・っ!」
涙目で荒く息をする一鍬に、一甲は何度も何度も自分を突き立てる。
そうする度にぐちゅりと掻きだされる蜂蜜の香り。
「やああっ!あっ!・・・イくっ・・・・・・っちゃうぅっ!っああああ・・・っ!」
その香りに促されるように一鍬は吐精し、
そのまま意識を飛ばした。
翌日、霞兄弟は朧に轟雷神のメンテナンスのために呼ばれた。
パソコンにデータを打ち込む朧の横で一甲が指示している。
一鍬はというと、轟雷神のことは兄の方が詳しいことを自覚しているため、
おとなしくソファに座って兄を眺めていた。
・・・動くのがだるいと言うのはココだけの話だが。
と、奥からハリケン組三忍が顔を見せた。
「あれ、一甲と一鍬来てたんだ」
そう言う鷹介の後ろから吼太と七海が、
紅茶と茶菓子を運んできた。
台所で物色してきたのが人目でわかる感じだ。
一鍬に紅茶を渡した七海が、なにやらクン、と鼻をならした。
「あれ、なんか甘い匂いしない?」
その甘さの出所を探ろうと茶菓子に目をやるが、
木製の茶菓子受けの中身は煎餅やら饅頭のようなので違うらしい。
「ほんとだ。なんだろうなー、どっかで嗅いだことあるんだけど・・・」
同じように鼻を動かす鷹介が、
あ、と何か思い出したような顔をした。
「あれだよ!蜂蜜!」
瞬間、一鍬の肩がびくりと揺れた。
それに気づいた吼太が顔を覗き込むと、
一鍬は頬を赤らめて一甲のほうを睨みつけていた。
一甲はというと、そんな一鍬を見て声を殺して笑っている。
そんな二人を見て、何のことだかわからないハリケン三忍は、
ただただ首を傾げるしかなかった。
――昨夜の情事のあと
意識を浮上させた一鍬は、横で眠る一甲を起こさぬように身体を起こした。
まだ痛む身体を腕で支え、ふと辺りを見渡した。
その視界に入ったのは、最初よりも明らかに減っている蜂蜜の瓶。
途端にシたことを思い出し、顔がカアッと熱くなるのがわかった。
そそくさと蜂蜜を棚の奥の奥に隠すようにしまい、
ぱふっと頭から布団をかぶった。
自分の身体から蜂蜜の香りが抜けない、気がする。
・・・・・・しばらく蜂蜜は直視できないことを確信した。
END
いやー、楽しいっすね!食べ物ネタ!
てかナンダ!?一鍬あんた可愛すぎや!モジャー!!(?)
乙女は蜂蜜に感動です(謎)
それより、誰か私に文才を下さい。
エロ描写下手すぎて、自分で勝手に落ち込んでます・・・。
慰めてください(死)
完成日 2003、2、12 斗崎雷駿
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