「俺はね、恋なんてしたことがないんだよ」





唐突にそう言われ、どう返事を返していいものか困った。


夜の蒲生の宿。
対あずみに備え、各地から野盗やら山賊やらを集めに集めて二百人。
(その中の一部は元から清正の兵だが)

声をかけてきたのは、最上美女丸。
今まで一度も敵と切り結んだことが無いという無類の剣士。


「なんでだと思う?さるとび」
「飛猿だ」
「そうだっけ?まぁどっちでもいいわ」


・・・正直言って、俺はこの男が嫌いだ。
こんな御時世。何時何処で人が斬られていてもなんらおかしくない。
だがこの美女丸という男は、とにかく人を斬るのが好きという、まぁ言わば「外道」。
しかも必ず嬲り殺し。じわじわと弱らせていくのがこいつの戦い方。
殺されている相手に思わず同情してしまうような殺し方をする。


「で、何でだと思う?」

気づけば美女丸は俺のすぐ傍まできていた。

おそらく先ほどまで湯浴みをしていたのだろう。長い髪が濡れている。
着ている着物も薄い。


間近で見て、この男の肌の白さを嫌というほど知らされる。
何年も真っ暗な牢獄に入っていたのだ。日に焼けてないのは当然か。


「・・・さぁ。知らないな。興味もない」
「つれないね」
「つれてどうする」


「・・・どうしようかな」



細く長い指が俺の頬に触れる。
よくこんな腕であんな立ち回りができるものだ。


「どうされたい?」

かちり、と音。
俺の頬を覆っていた防護面を外す。
俺の短めの髪がぱさりとゆれた。




「・・・・・・したい?」



まるで何かの術のようだ。もしかしたら本当にそうなのかもしれない。


気づいたら、この男を押し倒していた。
煽られた・・・と言ったらかなり情けないが、そうかもしれない。
その何も映していないような眼に。男にしては紅い唇に。貫けるような白い肌に。




何かの枷が外れる音が耳に響いた。






続。

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自爆救済、蓮様からの代理2000Hitリク。映画・あずみの「飛猿×美女丸」です。
小説・・・久々に書いたYO・・・・・・。
しかも続きがあるよ。なんだよおい。
でも美女丸ラヴ。最高や!!

続きは・・・エロ有りになります。てかエロしかない(笑)      見る?



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